ジャンクとしてオークションに出品されていたのを購入。ケースとストラップが付属、ファインダー曇りアリ、絞りねばりアリ、ということだったのだが、とりあえずシャッターはきれるらしいので落札。
届いたものをみてみると、たしかにファインダーは真っ白で二重像も全く見えない。電池(NR52)が付いており、とにかくシャッターをきってみると別に問題ないように思われたので、トップカバーを外してファインダーを清掃。二重像が薄くなってしまったがこれでスッキリした。
試写してみると露出がわずかにアンダーだが、あとは問題なし。デート機構も生きている。
40/2.8のレンズは前玉回転の地味なスペックだが、コントラストも高すぎず気持ちよく写る。
シャッターは絞りと兼用で、このタイプのシャッターは低速ではゆっくり開きゆっくり閉じるのが正常らしく、前オーナーはこれをネバっていると思ったのかもしれない。
デート機構はYEARが92までしかなく、1993から99年までの7年のあいだ日付が正確には表示不能だったが、新世紀となって復活したわけだ。日付は縦に並び、MONTHがローマ数字で表示できるのが気に入っている。
キャノンのレンジファインダー付カメラの中でもこれは秀逸なデザイン。
CanodateEとE-Nの違いは配色で、E-Nではロゴの「E」が赤色、DATE部の文字も青、オレンジ、赤に塗られている。これがデザイン上のアクセントになってとてもイイ感じだ。
本機は巻上げがとても軽く、フィルム圧板が緩んでいるのかもしれないが、今のところフィルムの平面性に問題は無いようだ。バッテリーはNR52なので、バッテリー室を改造してLR44を入れている。露出がアンダーなのはおそらくこの所為かもしれない。
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